フィギュアスケート

男子フリーすごかった。そして今日はこんな感じで。

男子シングルが終わり、今日は1日、競技はありませんでした。

男子シングル、すごかったですね。
羽生選手の凄みを、ここぞというところで、これでもか! と見せてもらいました。
すごかったー。

宇野選手も、最初のループの転倒でドキッとしましたが、その後きっちりまとめて、初五輪で堂々の銀メダリストに。2008年のイエテボリ世界選手権の真央ちゃんのフリーをぼんやりと重ねながら見ました。最初のトリプルアクセルのところで激しく転倒した真央ちゃん。そこから持ち直して優勝した時の演技です。

それから、ハビがメダリストになって、本当に本当によかった。そう思っている人はたくさんいると思います。ソチ五輪では、ジャンプの跳びすぎで4位になってしまったことや、カナダ・ロンドンの世界選手権のフリーでものすごく必死にフリーを滑っていた横顔、2010年バンクーバー五輪、2008年イエテボリの世界選手権のショート1番滑走だったこと、初めて見た2007年東京世界選手権での練習のこと・・・いろいろ思い出されました。

フィギュアスケートを見ていると、見ている人それぞれの中に、そのスケーターとの個人的な思い出(のようなもの。ただし存在しているのは、自分のなかだけ)ができるように感じます。なんだろう、生でもテレビを通してでも、4分とか4分半とかじっと見つめるその時間はそのスケーターと自分だけの時間だから、なのかなあ。それに、長く見れば見るほど、その個人的な思い出のようなものも増えるので、思い入れが強くなっていくし。

そういう中で、やっぱりハビは五輪メダルを手にするのにふさわしいスケーターだな、とたくさんの人が思っていたと思います。
そして、メダルを手にできるのは、きっとこの五輪が最後だな、とも。

もちろん彼本人が一番ほしかったと思うのですが、そういう自分の思い、自分の周りの人たちの思い、私たちのようなファンの思いも全部受け止めて、そこでちゃんといい演技を見せられたこと、五輪のメダルを手にできたことに関して、本当によかったなあ、と思いました。

ネイサンの怒涛のような4回転の嵐のすごさ。
真央ちゃんのソチ五輪フリーにたとえられていることもあるようですが、私は、ソルトレイクシティのプルシェンコのフリーを思い出しました。自分のショートへの怒り。それをフリーに完全にぶつけきれた若さ、強さ。そういう感じかな。

ボーヤンの、演技後キスクラでの涙にも、ぐっと来てしまいました。当たり前だけど、ふっと涙を隠し切れなくなってしまうほどに感情が揺さぶられてしまうほどに、この五輪への思いを持ってきたのね、と。ボーヤンの涙、初めて見ました。そして、なんだか、涙のぬぐい方がとてもかわいらしく、何度も見たいな、と思っています。

本当に、素晴らしい戦いでした。
私は昨日は、取材のチケットが回ってこなかったので、事前に購入していたチケットで普通に見たのですが、ほんっとうに一番上(後ろ)の席だったんです。
その分、スケーティングの良しあしがすごーくよくわかって、とてもおもしろかったです。
スケーティング観点でいくと、キーガンがすごくよかったです!

 

ということで、あっという間に男子まで終わってしまい、もう五輪も半分過ぎました?
私の滞在は半分を越えました。きっとここからは、あっという間だろうな。

毎日結構な早朝に起きて出かけていますが、まだまだ明日も早いですね。
今日はちょっとゆっくりめ(って信じられん!)の5時45分起き。
のはずが、起きれずに6時20分。シャワーを浴びてドライヤーで髪を乾かし、今日やることを再確認したりして、7時に食堂に行こうと思ったら、メディアヴィレッジの部屋で唯一見られる日本語放送のNHK(とはいえ、国内で放送しているのとはちょっと編成が違うっぽいです)のニュースで、「まもなく羽生選手と宇野選手がスタジオに来てくれます」っていうので、見たい・・・と結局見ちゃったため、7時15分過ぎに部屋を出発。
食堂でライターの先輩に会ったので、一緒に食べ、バスに乗って、さらにバスを乗り換えて、羽生選手と宇野選手の会見の行われるジャパンハウスへ。
終了後は先輩ライターさんと、ランチの場所を探しつつ、付近を観察。
雪スポーツの平昌の方だったのですが、雪まつりのように、雪の彫像?もありました。

 

プルコギを頼むと、さすが韓国!いろいろなおかずがいっぱい並べられて、スープもご飯もついてきました。どれもおいしい! しかも安い!

試合のある日は、会見などもあるので、朝ご飯のあと16時くらいまで何も食べられず、腹ペコで適当なものを食べて、って感じだったので、ひさーーーしぶりにちゃんとしたものを食べられて、幸せでした。

そのあとMPC(メインプレスセンター)に来て、仕事。照明が暗めに落とされている大会議場みたいなところなのですが、すごく居心地がいい。バスで35分は、ちと遠いんですけど、なかなかいいんです。

途中、フィギュアスケートのアメリカ女子3人の会見があるとのアナウンスを聞き、先輩と一緒に行ってみる。ヒアリングのいい勉強になりました。

20時過ぎには、子どもとテレビ電話。MPCの廊下で大きな声で「おーい」とか「げんきー?」とか。もうあまり人もいないし、そんなことを恥ずかしいと思わないくらいに子どもに話しかけたい(笑)。

 

ということで、まだMPCにいます。
これを書いたらバスに乗って帰ります。35分くらいでメディアビレッジ(宿)。
そしたらお茶を飲んで、さくっと寝ます。

明日はアイスダンス。楽しみだー。と同時に、五輪がどんどん終わっっちゃっている寂しさも感じます。

ABOUT ME
hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。