フィギュアスケート

【訂正しました】架空のジャンプ構成について(その後)

朝日カルチャーでの講座内容に間違いがあったので訂正しますという内容だった前回のエントリーにさらに間違いがあったので、ここで再び訂正です。

前回訂正したほうのジャンプ構成(ジャンプ構成B)がこちらなのですが、

3つ間違いがありましたので以下のように変えました。(ジャンプ構成C)

1)5つ目のジャンプについて
正しい表記は「3Lz (+1Lo+3S)」です。失礼しました。
3ルッツからの3連ジャンプだということはわかっているのですが、いまだに頭の中では「3ルッツからのシークエンス」っていうイメージでして・・・。でも同じジャンプ構成を想定していました。

2)8つ目のジャンプについて
(ジャンプ構成B)で、「3S+2T」の「3S」について、「この3Sのみ0点」と書いていますが、いやいや、3Sはここで初めて跳んでいるので、ちゃんと点数が入ります。

3)3つ目のジャンプについて
(ジャンプ構成B)では「3A+1Lo+3F」となっています。
このジャンプに成功したこの選手は、本当は5番目に「3Lz+1Lo+3S」を跳ぶ予定でした。
ここです!
ここが間違っていました。

3連続ジャンプは1回までしか跳べないので、3つ目のジャンプで「3A+1Lo+3F」を跳んだ場合、それ以降に跳ぶジャンプコンビネーションは、2連続ジャンプでなければなりません。
だから、5番目に「3Lz+1Lo+3S」を予定はしていなかったはずです。
ああああ・・・・。
ですので、(ジャンプ構成C)では、3つ目のジャンプは2連続の「3A+3Lo」にしました。すごく高度な組み合わせのコンビネーションジャンプですね。架空のジャンプ構成なので、そこはスルーしていただければと思います。

あとからあとからばらばらと失礼しました。

前回のエントリーを見た方々からいくつか上記のご指摘をいただき、ありがたかったです。
多分、指摘をするのって、すごく知識と勇気と確認作業が必要だと思います。
もし指摘が間違っていたら恥ずかしいし、それが公になってしまう、と。
そんな気持ちや作業を越えてご指摘いただいた方々に、本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
私自身も、間違ってしまって、ちょっと、いや、かなり恥ずかしいですが、でもこれでちゃんとしたことを覚えることができました。
(もしこれにもさらに間違いがあったら、ぜひ教えてくださいませ!)

それにしても、ジャンプ構成を考えるのって、大変だなあ、と。
プログラムづくりのときもだけど、演技中にジャンプがうまくいかなくなってリカバリーを、となったときに、ちゃんと過不足なく適切なものを跳ぶのって、本当にすごい。
しかも時々、予定のジャンプ構成よりすごいものに変えちゃう選手もいますが、インクレディブルです。
そうした選手たちのことを、さらに驚異と称賛の思いとともに感じるようになりました。

―――――

朝日カルチャー新宿教室
6月16日(土)13:00-14:30
「ライターとして見てきたフィギュアスケート」
私が初めてフィギュアスケーターにインタビューしたのは、2002年でした。それから15年ほどの間、コーチ、振付師、関係者などにお話を聞いたり、試合やアイスショーの取材をしたりしてきました。そんななかで、感銘を受けたシーンややりとり、忘れられないエピソードなど、ライターとして見たり感じたりしてきたことをお話します。
ご質問などありましたら、朝日カルチャーセンターや私のメールアドレスへお送りください。(hasegawahitomi.com/profile/

ABOUT ME
hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。