フィギュアスケート

フィギュアスケートに関係する番組の録画問題

「スケートファンの皆さんのおうちには、貴重なビデオテープがたくさん潜んでいるんだろうな、それを共有化できないかな」といったツイートが流れていくのを見ながら、「フィギュアスケートに関係する番組の録画」ということに関しての自分の思考ゼロ具合に、改めて直面している本日です。

本当にいまや私はもう、フィギュアスケート関連の番組があれば、とりあえずすべて録画して、取捨選択せずにディスクに焼いている、という状態です。
当然ながら、すべてを見る時間はありません。
なので、見ずにディスク化しているものも多いです。
なーんていうのは嘘で、ほとんどのものは見もせずにディスク化です。

一度も見ていないものを永久に保存(されるかは不明ですけれど)していつ見るんだ? ということを考えると、一体どこから何をどう考えればいいのかわからないくらい、「フィギュアスケートに関係する番組の録画」に関しては長いこと意識的に、途中から無意識に、思考ゼロの状態でやり過ごしてきたので、考え方がわからなくなっています。

とりあえず、だいたい金曜日の夜くらいにその後1週間の番組をチェックして、録画予約をします。
それが録れたかどうかのチェックはしません。
だって、何を予約したのか覚えていないから。
同じものを二度三度と録画していることもありますし、さらに言えば、同じものを何度も録画してしまっていることに気づかずにそれらすべてをディスク化していることも多分10回や20回じゃないと思います。

2003年ころにDVDレコーダーを買うまでのビデオテープ250本ほど(適当な推定)を、2年くらいかけてちまちまとディスク化はしました。
ビデオテープはかさばるので、それが減ったのは本当に嬉しかった!
それに、ビデオテープはくっついていつか見られなくなってしまう可能性が高いので、その心配を今後しなくていい、という解放感もありました。
そう、達成感があったんです!

↑ この写真のように、ビデオテープ250本時代よりかなりコンパクトにまとまってくれるようになりました。よくぞがんばった、私!

そんな風に思ったのもつかの間、よーく考えると、ダビングの際もその後も、それらの映像はまったく見ていません。
ディスクも、80枚くらい入る無印良品のクリアケースみたいなのに入れているんですけど、20冊くらいになるとそれはそれは場所を取るし、重いし、なにより、結構な心の負担になっています。

「もう、録画するのはやめよう。家にあるディスクも捨てよう」という思いと、「いやいや、ここまで続けて録画してきたんだからもったいない。YouTubeにもないものがたくさんあるじゃん」という思いとのせめぎ合いのただなかに、もう10年くらいは漂っている感じです。

さて、どうしましょう。

売ることはできない種類のものなので、処分するか、どなたかにもらっていただくか、保管し続けるか、です。
多分、何らかの形で手放せば、その先も録画しないでも平気になるだろうし、見もしない番組の予約録画に失敗したことでへこむこともないんだろうなあ。
毎週番組表をチェックするのも、ハードディスクの残量を心配するのも、15年くらいやってきたので、すっかりプロです。
でも、そろそろ、手放そうかな。
なにか、有意義なアイディアなどありましたら、ぜひ教えてください。

 

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以下、朝日カルチャー新宿教室での講座のお知らせです。

★★今週末です★★

●7月21日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~あのスケーターやコーチたちの、あの頃~」

現在、コーチや振付師、コメンテーター、プロスケーターなどとして活躍している国内外の元選手たちの、現役時代の演技を振り返ります。
あわせて、どういう時代にどういう状況下でその演技を見せたのか、といった背景もご紹介することで、フィギュアスケートの体系的な知識を培う一助になればと思います。

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●8月4日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~『白鳥の湖』を見比べる~」

ピョートル・チャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』を使った様々なスケーターたちの演技に触れ、それぞれの表現の違いを見比べる1時間半です。
同じ曲でも、まったく違った作品になっているそれぞれを、編曲や振付け、そのスケーターの持ち味、衣装などから再び味わいます。

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佐藤信夫先生の講座です。(私は、聞き手としてお話をうかがいます)
9月1日(土)18:30-20:00
「諦めない力 フィギュアスケートから教わったこと」

人気スポーツとなったフィギュアスケートの名コーチ・佐藤信夫さん。
村主章枝さん小塚崇彦さん、安藤美姫さん、浅田真央さんらトップ選手を数多く育ててきました。
自身も日本人として当時世界選手権最高位の4位にまでのぼりつめた佐藤さんに、選手時代とコーチ業の日々を通して、見て、聞いて、感じてこられたことを、65年にわたるスケート人生を振り返った著書の出版を記念してうかがいます。

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●9月15日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~2006年トリノオリンピックを堪能する~」

12年前の2006年トリノオリンピックを覚えていますか?
今のような採点方式になって初めてのオリンピックでしたが、とはいえ、6.0方式だった旧採点方式のテイストもまだ残っていたあの大会。
男女シングル、ペア、アイスダンスすべてを振り返り、忘れていたこと、初めて知ることなど、フィギュアスケート観戦の喜びに浸る時間をめざします。

ABOUT ME
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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。