スケート雑感

夏になると、行きたいなと思う。青空が澄んでいて、木々がゆさゆさと緑な街・トロント。

羽生選手の新プログラムの情報がトロントからやってきました。
ジョニーの『Otonal』も、プルシェンコの『ニジンスキーに捧げる』もどちらもとても大好きなプログラムです。
期待や重圧とは違うところにいる、スケート好きなひとりのスケーターとして滑る気持ちでいるという羽生選手が、どんなプログラムでどんな演技をどんな思いを見せるのか、楽しみです。

今年はトロントには行かなかったけれど、夏になると思い出す街のひとつが、トロントです。
夏のトロント、気持ちよかったー! 青空が澄んでいて木々がゆさゆさと緑で、ずっと外にいたい! って感じ。
ああいうところで何かに没頭できるのって、本当にいいだろうな、と思います。

ちょうど今週の私はインタビュー週間で、いろいろな方にお話を聞いているのですが、そのうち2人はちょうどトロント付近にいる人々だったので、「カナダでの練習っていうのはどうですか?」ってことを聞きました。

2人とも、自然も多いしいろいろなものがあるし、スケートにも集中できるし、とてもいい、と。
本当にそう思っているのが伝わってきて、いいないいいな、私も湿度が低くて空が青くて緑がゆさゆさしているようなところで夏を過ごしたいな、という数年来の思いをまた再燃させたところです。

夏のトロントの夜。1人で街を歩き、お酒を求めて・・・お店が見当たらず、大きなホテルのバーに入りました。ごはんも食べちゃった後で、繰り返しますが、1人だったので、こんなに食べきれない。でも美味しい。でも食べきれない。と3杯飲むことで完食に成功した思い出。

さて今から、インタビュー週間最後のインタビュー。
こちらもまた知らないことをいっぱい教えてもらえること間違いなし!
ものすごく充実している毎日です。

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佐藤信夫先生の講座です。(私は、聞き手としてお話をうかがいます)
9月1日(土)18:30-20:00
「諦めない力 フィギュアスケートから教わったこと」

人気スポーツとなったフィギュアスケートの名コーチ・佐藤信夫さん。
村主章枝さん小塚崇彦さん、安藤美姫さん、浅田真央さんらトップ選手を数多く育ててきました。
自身も日本人として当時世界選手権最高位の4位にまでのぼりつめた佐藤さんに、選手時代とコーチ業の日々を通して、見て、聞いて、感じてこられたことを、65年にわたるスケート人生を振り返った著書の出版を記念してうかがいます。

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●9月15日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~2006年トリノオリンピックを堪能する~」

12年前の2006年トリノオリンピックを覚えていますか?
今のような採点方式になって初めてのオリンピックでしたが、とはいえ、6.0方式だった旧採点方式のテイストもまだ残っていたあの大会。
男女シングル、ペア、アイスダンスすべてを振り返り、忘れていたこと、初めて知ることなど、フィギュアスケート観戦の喜びに浸る時間をめざします。

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●11月3日(土・祝)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方 ~相関関係から見るフィギュアスケート~」
脈々と続いてきたフィギュアスケートの世界では、当然ですが、すべてのスケーターが、数多くの人たちとつながって現在に至っています。さまざまに影響を受け合ってきた者同士の相関関係からスケート界を見てみると、意外な発見があったりします。スケーターやコーチ、振付師たちの意外な接点などをご紹介することで、演技をより奥深く見られる時間をめざします。

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●12月1日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方 ~プログラムの味わい~」
スケーターたちの滑るプログラムを分類してみると、いくつかにわけることができそうです。例えば、映画やミュージカル、バレエなどの音楽を使って、もともとある世界観にさらにオリジナルテイストを加味するもの、また、テーマやストーリーはなく、音楽の調べそのままに滑るもの……こうしたさまざまなプログラムをじっくりと見ることで、プログラムの味わい方や楽しみ方のヒントをお話します。

11月、12月一括申し込みは、こちらから。シーズン真っ最中でお忙しい時期になりますが、ぜひご検討ください。

ABOUT ME
hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。