日々

「保活」で大切なのは、自分の手での情報収集。

2017年入園(2016年秋生まれの子ども)の保育園入園活動

2年前の今頃、私はまだ妊娠中だったのですが、妊娠中期から後期となった夏の終わりの時期に、なんとなんと10か所くらい保育園の見学に行きました。

10か所ってすごいな、って今なら思うけど、1か所行くと、結構楽しくて。

夏の初めまでは、保活ってなんだろう、って感じだったんです。

でも夏に、区の保健師さんとの面談?(暑いので「面談、結構です」と断ったのだけど、プレゼントをくれる、それも今年はとても豪華なものだからもらった方がいいですよ、と言われたので行きました。結果、保活について知ることになったし、豪華なお祝い品もいただけたので、よかったです)があり、偶然その担当者さんが1歳児のお母さんで、「前年に(別の自治体だけど)保育園探しに難航したんですよ。10か所見て、第9希望にしか入れなかったんです。まあ、そこもすごくいい保育園でよかったんですけどね」と聞いたので、わーお、と思ったことが発端になりました。

待機児童問題が大変だ、っていうのはぼんやり知っていたけど、第9希望? 10か所も見学? と驚いて。そのまま区役所に行って関連書類をもらい、そこから徒歩2分のドトールで書類を読み、その場で3か所くらい見学の申し込み電話を入れました。
見学なんてめんどくさくて行かなくていいや、と思っていたんだけど、「行ってみると合う合わないがわかりますよ」と聞いたので。

保育園見学は、大切な情報時収集の場。

その言葉通り、見学、行ってよかったです。
園によって全然雰囲気が違うし、外見と中に入った感じ(空気感や先生の感じなども)って意外と違っていたりしたので。

見学から帰ってきたら毎回、手帳に書いた「入りたい保育園ランキング」を更新しました。「先生たちアットホームいい感じ」とか「カメラで遠隔チェックできるらしい」とかメモも添えて。そうしないと、忘れてしまうので。

「保活、大変」ということばかりがクローズアップされるけれど、大事なのは自分の手での情報収集だと思いました。

見学はその大事な情報収集の場。

過去の応募人数と入園者数をまとめ、傾向を探り、対策を練る。

また、私の住んでいる自治体では、過去の保育園応募状況の数字(定員、応募者数、応募者のうちその園を第1希望にした数など)が公開されていたので、それを電話でいちいち聞いて(その後、ネットでも見られるようになったはず)、ノートにちまちまとまとめて、傾向を分析し、対策を考えました。

過去3年分くらいの数字が見られた(ように記憶しています)ので、3年分を比較すると、だいたい、「応募者が多かった次の年は、応募者が減る。でもまたそれを見た翌年の応募者は増える」という傾向がありそうだとわかりました。

となると、今年応募者数が減りそうなのは、この園とこの園だな、とかチェックします。

保育園の申込用紙には第8希望くらいまで書く欄があったけど、うちの自治体にも待機児童がいっぱいいるということは、応募者に対して枠が足りないわけで、てことは、実質、第1希望に書いた園しか意味がないんだろうな、と思いました。

とはいえ、全部埋めた方が「保育園に入りたい」という切実感があるかな、と思って第8希望までぎっしり書きましたが(ほんとは、欄外に第9希望くらいまで書きました。8個では足りないんです、って切実感の演出のため)、実質、「第1希望」だけだと思っていました。

高齢出産だからこそ、団塊ジュニアの、本気を出す。

なので、一発勝負のようなものです。本気を出さないといけません。

私が第1希望に決めたのは、

・見学での心証がよかった。
・家から無理なく通える。
・定員がもともと多い。(0歳児を受け入れていない保育園も少なくないので)
・過去3年の動向のなか、3年前と去年の応募が少し減っている(とはいっても定員はオーバーしている)。

という保育園でした。

希望理由も、本気、出しました。

簡潔に状況説明
・さらに、ちょっと心に響くエピのようなものも入れ、丁寧な読みやすい字で、読みやすい分量で、まずは下書き。そして清書
・あと、意味ないともいわれるしもしかしたらご迷惑だったかもしれないけれど、手紙も入れました。私はフリーランスで仕事をしているので、保育園に入るのに不利らしいので。自分がどんな仕事をしていて、子どもが保育園に通わないと困った状況になるということをポジティブに簡潔に述べる手紙を、取引先に書いてもらいました。(私が書いた手紙を取引先に承認いただき、(さらに文言を付け加えてくれました、ありがたいです)それを申込書類と一緒に提出したという感じです。)

団塊ジュニアで、第二次ベビーブーマーで、受験や就職試験でたくさん経験してきたこういうあれこれを全部込めました。超高齢出産だったけど、それがいま、ほかのママたちと差別化されたこういう形で活きるのね、とちょっと自分の人生まで肯定しちゃうような爽快な充実感を感じながら、仕上げました。

まあ、出産後すぐだったのでテンションも高めだったし、ハイになっていたと今ならわかります。

秋生まれの場合、出産前に必要書類を揃えておく。

私は、生まれる前に書類をもらってきてある程度鉛筆で下書きしておいたのですが、それでも、子どもが生まれてから提出まで3週間くらいだったので、結構きつかったです。

なにせ、私、出産後2週間くらいそのまま入院だったので(これ参照)、保育園のことはすっかり忘れていたし。帰宅して1,2週間で締め切りだったので、書類を仕上げて役所に持っていく、っていうのが、かーなーりーしんどかったです。その後、2月くらいに結果が出て、第1希望に無事入ることが決まりました。ありがとうございます、の気持ちでした。

入園してみると、申し込み期限より前のお誕生日の子では、うちの子が一番年少でした。そうよね、「○月○日生まれまで申し込める」と言われても、結構きついと思うんですよね、という思い。

うちの子より誕生日が遅い子が2人いるけど、その子たちは、二次募集なのかな、2月頭くらいまでに誕生日を迎えている子たち。そのお父さん、お母さんたちも、手続き、きっと大変だっただろうなとも思います。

思いのほか長くなってしまいましたが、「保活、大変」って言っているだけでは大変なままだよな、と、「保活、大変」報道などを見ていると思います。
自分の手で納得のいく情報を得て、それを活用するのが大事だなと。何事も同じですよね。

保育園の申し込みを考えている方は、まだ、申し込みまで時間があると思うので、見学できるなら見学したほうがいいし、過去の数字などを集めて検討してみるといいんじゃないかなと思います。がんばれ!

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hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。