毎回で恐縮ですが、あくまでも私のぼんやりとした感想ですので、そのあたり、どうぞよろしくお願いします。
スケカナの男子フリーです。
なんだか、サイドの、アイスレベルのカメラ2台がふらふらして、ぱしっと画角? が決まらないので、目がちかちかするような。
友野くんのフリー、『リバーダンス』と言えばあのメロディ、っていう部分を序盤のステップに使っていたのが印象的でした。
そしてやっぱり、4分は短い。
赤いジャケット風味の衣装のサマリン。
人間の意識ってすごいな、と4Lzを見ていると思います。
よくスケーターたちが言う、誰も跳んでいない時にはとても難しいジャンプなんだけど、世界で誰かが跳ぶと、「ああ、跳べるジャンプなんだ」って思って、跳べる人が増えてくる、っていうこと。
これ、4Lzを見ると、いつも思いだします。
と同時に、初めて試合で決める人ってのは、本当にすごいな、とも。
そしてもう1つ思うのは、ムロズ、元気かなってことですね。
(※ムロズとは、4Lzを公式戦で初めて決めたスケーターです。)
フリーのジュンファンも、手袋が大変に気になりました。
あと、出てきたとき、多分意図していない感じで、左右の袖の長さが違っていたことも。
袖まくり、ではないけど、多分下がってきた袖をきゅっとあげた、という感じなんだと思うのですが、左右の長さが違っちゃっても気にならない感じの人なんだ、ということがわかりました。
そして177センチとは、大きくなりました。
どのカテゴリーでもそうなのですが、平昌五輪後、あまり選手の顔ぶれに変化がない感じのまま新しい4年に向けたシーズンが始まったように感じています。
とくに男子は全然顔触れが変わらず、でもそんななかで、昨季もシニアで五輪にも出たけれどまだ若くて、なので北京五輪こそをスケーター人生の大きな目標として見定めていく、というジュンファンのような選手が、この4年間を、これまでの4年間と変えていくひとつの要素になるんだろうな、と思います。
『月光』の宇野くん。
終盤の3A+1Eu+3Fをすぼまった感じで降りたあとに立ち上がったとき、ぐっと振った右手の強さが素敵でした。
やっぱり、最後のジャンプがコンビネーションっていうのは、とってもどきどきしますね。
好きなどきどきですけど、私がスケーターだったらとてもできないと思うにつけ、宇野くんすごっ、という気分です。
その後のステップで、ちゃんちゃん、っていうところで両手を前にぎゅっと出すところ ×2回、すごく好きです。
『チャップリンメドレー』のキーガン。
とても合っているプログラムで、心から楽しい時間でした。
スケートの気持ちよさが私の中では格別で、そしてなにより、カナダのお客さんたちにこんなに愛されている感じが、たまらなく嬉しい。
このプログラムは、生で見たいです。
ひとまず、ざっくりとそんな感じでした。
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●11月3日(土・祝)13:00-14:30
朝日カルチャーセンター 新宿教室
「フィギュアスケートの楽しみ方 ~相関関係から見るフィギュアスケート~」
脈々と続いてきたフィギュアスケートの世界では、当然ですが、すべてのスケーターが、数多くの人たちとつながって現在に至っています。
さまざまに影響を受け合ってきた者同士の相関関係からスケート界を見てみると、意外な発見があったりします。
スケーターやコーチ、振付師たちの意外な接点などをご紹介することで、演技をより奥深く見られる時間をめざします。
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11月18日(日)13:00-14:30
朝日カルチャー新宿教室
「川口悠子を育てたサンクトペテルブルク」
ロシア代表のペアのフィギュアスケート選手として、輝かしい成績を残した川口悠子さん。16歳で日本を離れ、2003年からはロシア・サンクトペテルブルクを拠点に活躍してきました。
ペア演技を見るコツやパートナーとの関係などペアならではのお話、フィギュアスケート王国・ロシアの代表選手として肌で感じてきたサンクトペテルブルクのフィギュアスケート界のあれこれ、サンクトペテルブルクでの16年の生活のこと、同じホームリンクで練習した同世代のプルシェンコや世界トップ選手たちとの交流秘話、国内外のアイスショーでのこぼれ話など、幅広いお話がたっぷりの1時間半です。
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●12月1日(土)13:00-14:30
朝日カルチャーセンター 新宿教室
スケーターたちの滑るプログラムを分類してみると、いくつかにわけることができそうです。
例えば、映画やミュージカル、バレエなどの音楽を使って、もともとある世界観にさらにオリジナルテイストを加味するもの、また、テーマやストーリーはなく、音楽の調べそのままに滑るもの……こうしたさまざまなプログラムをじっくりと見ることで、プログラムの味わい方や楽しみ方のヒントをお話します。