2018-19シーズン

チームオレンジチアーズのデビューパフォーマンスを見てきました。

今日、東京ミッドタウンのリンク「MIDTOWN ICE RINK in Roppongi」で、チームオレンジチアーズがデビューパフォーマンスを披露。トーク、演技披露、デビュー曲(といっても歌うわけではなくて、デビュープログラム、ですね)披露、フォトセッション、観客と一緒に氷の上に立つ、と盛りだくさんの1時間ほどの時間でした。

トークを始めて10分くらいしたときに、突然頭上にカーカーと8羽ほどのカラスの群れが。
と、次の瞬間「あー」という声。
何かと思ったら、橋本誠也くんの髪?顔?のあたりに、カラスの糞が落ちてきた、というハプニングが!
ものすごい低い確率のオモシロな出来事でした。

その後、3人で技の紹介。
橋本くんがイーグル、イナバウアー、クリムキンイーグルを披露してくれました。
クリムキンイーグルは、「そのポジションになってしまえば、腹筋とかは使わずに太ももだけでできるのでそんなに(大変ではないというようなニュアンス)」と言っていたのですが、いやいや、その太ももでキープするっていうのだけでも相当大変そうですよね。

キャメルスピンってこういうのですよ、という説明シーン。

川原星くんは、スピンを披露。アップライトスピンでは、無良くんと橋本くんとで終わった後のトレースを見て、「トラベリング(1点で回らずに、移動してしまっているということ)していますね」と。
最後にコンビネーションスピンを見せてくれたのですが、無良くんが「レベル2ですね」と。スピンでレベルを取るのって、やっぱり大変ですよね。

最後、無良くんがジャンプの説明を。
いつも思うけれど、無良くんは技術の説明をするのが上手。簡潔ですっきりしています。
靴が新しいそうで若干苦戦していましたが、3回転ルッツ、3回転サルコウ、3回転ルッツ+3回転トウループ(座り込んでしまいそうな着氷)、川原くんに囃されてもう一度3回転ルッツ+3回転トウループ(最終的にコケっとなる)、観客からの「ダブルアクセル!」の声にトライすると、1回転アクセルになってしまい、もう一度跳ぶと、なんとトリプルアクセルを成功させました。靴を替えたばかりなのにトリプルアクセルって、さすがです。それに、こうやって書くと、結構跳んでいてハードだったなあ、と。
無良くんのジャンプはダイナミックで、着氷の時のドーンって音がすごいので、本当に気持ちいいです。

 

そしていったん着替えに戻った3人が、サイド登場し、デビュー曲を披露しました。

QUEENのメドレーでした。

振付けは、宮本賢二先生。
大人の男たちのプログラムでした。

 

屋外リンクでのちゃんとした演技を見るのは、私にとっては2回目。(前回は、1月上旬の、浅田真央さんたちによる、ミッドタウンのリンクのオープニングでした。)
今日はリンクサイドで見られたのでより思ったのですが、屋外リンクでの演技って、清々しいものですね。

冬の澄んだ空気と、スケートというノーブルなものがいい感じで相乗して、すごく清々しい空間を生み出しているなあ、と。
このリンクからは東京タワーもタワーマンションも見えて、大都会の谷間にある感じも素敵です。
このリンクは今年で10年目だそう。私も以前何度か夜に行ったことがあるのですが、ライトアップが想像よりかなり素敵で驚きました。
3月3日まで滑れるそうです。

TOCの今後については計画がいろいろあるそうで、また発表されていくそうです。
そういえば、今日、取材場所まで誘導してくれたのが、無良隆志先生でした。
大変恐縮してしましましたが、「無良くん、ご活躍ですよねー、すごいですよねー」と言うと、「ねー、なんかがんばってますよねー」と嬉しそうでいらっしゃいました。

ひとまず、今日のレポートでした。

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SBS学苑静岡校
●2月16日(土)10:00-11:30
「華麗なる氷上の戦い 男子フィギュアスケートの世界」
現在、フィギュアスケートの男子では、羽生結弦、宇野昌磨、ネイサン・チェンらが活躍しています。羽生結弦の自叙伝に携わるなど、多くのトップ選手の声を聞いてきたライターが、ヤグディンやプルシェンコの時代から現在までの男子シングルの世界を、取材現場でのエピソードや裏話を交えて振り返ります。
(※同日の午後の遠鉄校での講座と、基本的には内容は同じです)

 

SBS学苑遠鉄校
●2月16日(土)13:30-15:00
「華麗なる氷上の戦い 男子フィギュアスケートの世界」
現在、フィギュアスケートの男子では、羽生結弦、宇野昌磨、ネイサン・チェンらが活躍しています。羽生結弦の自叙伝に携わるなど、多くのトップ選手の声を聞いてきたライターが、ヤグディンやプルシェンコの時代から現在までの男子シングルの世界を、取材現場でのエピソードや裏話を交えて振り返ります。
(※同日の午前の静岡校での講座と、基本的には内容は同じです)

 

朝日カルチャーセンター新宿教室
●3月2日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方 ~ヤグディンとプルシェンコを語る(2)」
多くのスケーターたちが憧れたアレクセイ・ヤグディンとエフゲニー・プルシェンコ。2回目の今講座では、2002年ソルトレイクシティオリンピックとそこまでの時期の2人の凄まじさについてお話します。毎シーズン、グランプリファイナル、ロシア選手権、ヨーロッパ選手権、世界選手権と、ともに出場する試合で、ものすごい演技を見せてきた2人。 “ライバル関係”と呼ぶには激しすぎる2人の、筆舌に尽くしがたい戦いを熱く語ります。

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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。