世界選手権 1日目の思い出

3月20日水曜日

朝、子どもを保育園に送ってからさいたまスーパーアリーナへ。いつもより急いている感じを受けるのか、子どもは非常にのんびりと朝の支度をして、なかなか保育園に出発できない。仕方なし。

この日は電子チケットだったのですが、私、電子チケットを使うのは初めて。前夜に慌ててアプリをDLしたりして、これでいいのかとちょっと不安を抱えつつ向かいましたが、問題なし。よかったよかった。

今日の席は、ジャッジ側の真ん中ブロックの真ん中あたりの400レベルの中段より少し上。平日の昼間の試合はまだまだ空いていて、のんびりと見られて、ほんと幸せ。
しかもこの辺りの席の照明は、ちょっと薄暗くオレンジ系なので、ひっじょうに穏やかな気持ちになります。
残念ながらヤグディンの席は私のところからはまったく見えない。でもそれはそれで、見えないんだからゆっくりと観戦しよう、という穏やかさにつながりました。整氷のときにはおにぎりやパンを食べたりして、時間が余ったら読書。ああ、こんな観戦、いつぶりだろう。

もちろん、近い席で見るのはとっても楽しいです。でも、遠くの豆粒レベルに見える席には、その席だからこそのよさもあります。
まずは、リンク全体が見渡せること。意識していなくても選手のスピードの差が歴然とわかるし、リンクを大きく使っているか、真ん中あたりでちょこちょこ滑っているのかっていうのも、すごく伝わってきます。
この日はペアSPと女子SPでしたが、全選手のなかでもっともスケートが滑っていて力を持っていたのは、坂本花織ちゃんだったと私は感じました。遠い高いところから見ても、とっても伝わってくる迫力とスピードでした。

最後の2グループは、友人と一緒に観戦。取材ではないので、メモを取らず、ただ感じるままに見て、演技後には友人と感想を述べあう。観戦って、こんなに楽しかったんだったーと、改めて感じました。

女子SPでの宮原知子ちゃん、すごく素敵でした。私の席からは、「3Lz+3T<」の「<」部分はよく見えなかったので、得点を見て、きっとなにか回転不足を取られたのかな、と想像。実際にその通りでしたが、なにより私のところからは回転不足が見えなかったので、ただただ素敵な演技だった、という思いが今も残っています。

昨夏、シーズンオフに知子ちゃんにインタビューで話を聞いたとき、今季からGOEが11段階に増えるから、ジャンプの精度をよくしたい。そのためにジャンプの意識とか踏み切りとかを変えている、ということを言っていました。ニュアンスとしては、今すぐには結果にあらわれるかどうかはわからないけれど、長い目で取り組んでいきたいし、必ず成し遂げる、という感じでしたし、それを聞きながら、やると言ったら絶対にやり切るのが宮原知子だよなあ、と私は思っていました。
長いスパンで、というイメージだったジャンプの改良ですが、スケートアメリカなどでの素晴らしい演技に、ジャンプの改良に取り組み中ってことが少し忘れられちゃっているかな、と、報道などを見ているとぼんやり感じます。でも、数年内には完全に改良したジャンプをガンガン跳んで見せてくれると思っているし、それをじっくりと待ちたい。それにしても、本当に大人な素敵なスケーターになったなあ、と400レベルでじんわりしていました。

そんな1日目でした。
ひとつ大事だったのは、トイレにいつ行くか問題ですね。これに関しては、取材で入っている時の方が心配なく過ごせたかな、と。
あとは取材していると、試合の後に囲みや記者会見があるので、早くても試合が終わってから1時間くらい経たないと帰れなかったのですが、今回は試合終了とともに帰れる。がしかし、その分電車が激混み。そんなことにもちょっと懐かしい気持ちを抱きながらの帰宅となりました。

以下こんな講座もあります。

もっと!ヤグディンとプルシェンコを語る

4月16日(火)19:000-20:30 朝日カルチャーセンター新宿教室

1月と3月の講座、「ヤグディンとプルシェンコを語る」が好評だったことから、さらにこの2人の戦いを掘り下げる講座です。今回は、2000-01シーズンのグランプリファイナルと2001-02シーズンのグランプリファイナルに大会を絞り、深くじっくりお話します。1月と3月の講座に参加された方はもちろん、参加されなかった方にも、2人のファンにも2人を知らない方にも楽しんでいただけます。2人の熱い戦いを堪能しましょう。

フィギュアスケートの楽しみ方 ~2018-19シーズンとは・・・~

5月11日(土)13:00-14:30 朝日カルチャーセンター新宿教室

2018-19シーズンには、大きなルール変更がありました。これによってどんな変化があったのか、なかったのか、また、それぞれの選手たちがシーズン前にはどんなことを思い、結果的にどんな時間を過ごしたのか……など、今季全体を振り返る講座です。シーズンインしてからは毎週のように試合があったため、記憶はどんどん上書きされてきましたが、国別対抗戦から1か月たち少し落ち着いた今、今季を俯瞰します。

6月は、DOIとかぶってしまいました・・・。

フィギュアスケートの楽しみ方 ~伝説の演技を知る!~

6月29日(土)13:00-14:30 朝日カルチャーセンター新宿教室

「アイスダンスと言ったら、トーヴィル&ディーンの『ボレロ』だね」とか、「ペアと言えば、ゴルデーワ&グリンコフの『月光』でしょう」など、フィギュアスケート界には、伝説の演技というものがあります。伝説の演技には、伝説になるだけの理由があり、それを知ることで、ますますフィギュアスケートが好きになることと思います。今回の講座では、そうした伝説の演技を、当時のスケーターの状況や思いとともにお話します。

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