日々

何度読み返したかわからない、大河漫画。『オルフェウスの窓』、ご存知ですか?

うちの子ども、ネコが好きなようなので、よく岩合光昭のネコの番組を録画して見せています。
昨日も流したところ、イギリスのコッツウォルズのお宅で、グランドピアノの上に乗ったりするネコを紹介していました。素敵な感じ。穏やかで、いいいなあ。
しばらくすると、画面にネコの飼い主さんが登場。
「クラウス」と、ネコを呼びました。

クラウス。
クラウス。
その4文字だけで、私の心はドイツやロシアに飛んで行ってしまいました。
コッツウォルズの穏やかな場所から、命をかけた革命の時代に、ぴゅーんっと。

狂おしいくらいに夢中になった『オルフェウスの窓』という漫画、ご存知でしょうか。
その物語の重要人物の1人の名前が、まあ、クラウス、というかなんというか、クラウスなんです。

昔、友人と3人暮らし(シェア)をしていたことがあるのですが、その時に3人でハマッたのが『オルフェウスの窓』でした。
いつどうして誰が持ち込んだのかわからないのですが、とにかくすぐに夢中になっちゃいました。

私は、クラウスのことが好きで好きで、本当に苦しいくらいに好きだったなあ、読みたいなあと、子どもが寝てからすぐ、kindleで『オルフェウスの窓』を検索。
夏に引っ越しした時、愛蔵版4冊も文庫本バージョンのも処分してしまったので手元にはないし、Kindleにはないだろうなーと思ったんだけど、なんと、ありました。

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ああああ・・・しかも、第1巻はなんと、現在無料(ブログ執筆当時です。現在は無料ではありません)。
もちろんポチッちゃいますよね。
夢中でむさぼるように読んでしまいました。
そして、いいところで第1巻終了。

ああああ、そうです、もちろん第2巻を検索しちゃいますよね。
するとなんと、これまた無料。
もちろんポチッちゃいますよね。

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またもむさぼり読む。
途中、夫が「まだ読んでるの?」って言ったような気がするけど、まだこれ序盤も序盤ですよ、とぼんやり思ったような気がします。

そしてまた、ああ、クラウスが素敵な感じのところで、第2巻終了。
気づけば0時15分です。
まずい、子どもはとても早起き。
0時を目途に寝ないと、明日以降の自分が困っちゃいます。
念のため第3巻を検索すると、ここからは有料。

いったい何巻まであるんだろうと見ると、18巻までのようです。
全部で、7,326円。
全巻DLの場合は割引とかあるといいなあ、と思いながらとりあえず寝たのですが、とにかく第3巻以降が気になっています。何度も読んでいるので、この先何がどうなるのかかなり細部までもちろん知っているのですが、それでも大変に気になっています。

ということで、おすすめです、『オルフェウスの窓』。
ロシアが好きな人は、好きなのではないかと思います。

この漫画を読む前、大学の卒業旅行でドイツのレーゲンスブルクに行っていたので、ああ、あのあたりかな、とか妄想するのも楽しかったですし、またこれを読んだ直後、2003年夏にサンクトペテルブルクに旅行した(兼、川口悠子ちゃんに会いに行った)ときには、この漫画にも登場するユスーポフ宮殿(モイカ宮殿)に行って、隅々まで舐めるように見てきました。
日本人はまだロシアに全然行っていない時期だったので、英語とロシア語のツアーしかなく、英語もおぼつかなくてよくわからなかったけれど、とても楽しく有意義な時間だったと今でも思っています。

とにかく夢中になった『オルフェウスの窓』。
秋から冬にかけての時期に読むのがいいような気がしています。
長いし、再読したほうがより楽しめると思う、時間のかかる物語ですが、本当に素晴らしいです。

ABOUT ME
hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。