ブログの更新、すっかり止まってしまっていました。
止まってしまっていた間は、『フィギュアスケートLife Extra フィギュアスケート観戦の副読本』や『フィギュアスケートLife Vol.17』の原稿を書いたりしていたんでした。
さて、昨日、界選手権が終わりました。
今回は私は、取材ではなく、普通にチケットを手配して観戦に行きました。
取材では演技が全然見られない(仕事のために)のですが、一般客として入ればすべて見られる。それが一番の目的であり楽しみでした。
そんな世界選手権は、過去にないくらい楽しかったです。
ああ、観戦ってこんなに楽しかったんじゃんとどーんと思い出したりじわじわ感覚を取り戻したり。そうそう、これこれ、って感じでした。なので、会う人会う人に「観戦って楽しいね」と言い続けて皆に「そう、楽しいよ!」と言われていました。
今大会を振り返ると、一番の思い出は、アレクセイ・ヤグディンです。
ふざけてると怒られちゃうかもしれませんが、でもでも、こんな風に言えるのも、取材じゃなくて自分でチケットを買って観戦したからこそ。
大会の1-2日前に突然、ヤグがさいたまに来るらしい、ということを知り、その姿をちょっと見られればいいな、と思っていたのですが、いやーヤグディン、さすがです、モノが違う。一気に多くの人たちをトリコにして、嵐のように去っていった、そんな感じです。試合でガンガンとものすごい演技を見せる姿も大好きですが、アレクセイ・ヤグディンという人のかめばかむほどじわじわ来る味わいや旨味もものすごーく好き。今回のさいたまでは後者をかなり堪能できましたし、たくさんの人たちもそんなヤグを楽しめたようで、ほんっとうに嬉しい!
この後、世界選手権観戦の思い出をこちらに書くかもしれません。
でも、なによりも、ヤグとの世界選手権が楽しかったことをここに記したくて、ひとまず出かける前に書いておきます。
そして、宣伝ですが、そんな大変に楽しく素晴らしいヤグディンと、そのライバルだったプルシェンコをフィーチャーした講座があります。1月と3月の2回に分けて開催したヤグプル講座が好評をいただき、ありがたいことに「もっと!」とのご要望をいただいたので、4月16日に開催することに。1月と3月の講座に来てくださった方もそうでない方も、ヤグプルのディープファンの方にも、スケート観戦初心者の方にも、もちろんさいたまで突然ヤグディンに興味がわいてきた方にも、多分楽しんでいただける時間になると思います。
ていうか、もう今から私がこの講座が楽しみで、はやる気持ちを抑えるのが、結構本当に大変な感じです。日々、そわそわしています。
ということで、ご興味ある方は、ぜひいらしてくださいませ。
4月16日(火)19:000-20:30 朝日カルチャーセンター新宿教室
1月と3月の講座、「ヤグディンとプルシェンコを語る」が好評だったことから、さらにこの2人の戦いを掘り下げる講座です。今回は、2000-01シーズンのグランプリファイナルと2001-02シーズンのグランプリファイナルに大会を絞り、深くじっくりお話します。1月と3月の講座に参加された方はもちろん、参加されなかった方にも、2人のファンにも2人を知らない方にも楽しんでいただけます。2人の熱い戦いを堪能しましょう。
他にも以下の講座があります。
フィギュアスケートの楽しみ方 ~2018-19シーズンとは・・・~
5月11日(土)13:00-14:30 朝日カルチャーセンター新宿教室
2018-19シーズンには、大きなルール変更がありました。これによってどんな変化があったのか、なかったのか、また、それぞれの選手たちがシーズン前にはどんなことを思い、結果的にどんな時間を過ごしたのか……など、今季全体を振り返る講座です。シーズンインしてからは毎週のように試合があったため、記憶はどんどん上書きされてきましたが、国別対抗戦から1か月たち少し落ち着いた今、今季を俯瞰します。
6月29日(土)13:00-14:30 朝日カルチャーセンター新宿教室
「アイスダンスと言ったら、トーヴィル&ディーンの『ボレロ』だね」とか、「ペアと言えば、ゴルデーワ&グリンコフの『月光』でしょう」など、フィギュアスケート界には、伝説の演技というものがあります。伝説の演技には、伝説になるだけの理由があり、それを知ることで、ますますフィギュアスケートが好きになることと思います。今回の講座では、そうした伝説の演技を、当時のスケーターの状況や思いとともにお話します。