2022北京オリンピック

2月10日、男子FS。選手たちのSNSコメントまとめ。【北京五輪観戦日記】

男子FS

とうとうやってきました。北京五輪最初の、個人戦のフリー!
男子シングルのフリーです。

予定構成要素表はこちら
予定上は、24人中23人が4回転を入れていました。結果的には20人が4回転を入れていました(転倒含めて認定されているもの)。

出場24人のバイオのコンパクト版。試合ではこれ便利ですよね。
シーズンベストを出した人たちは、こちら

男子FSはNHK総合を中心に見ていたのですが、TESカウンターが見やすくなりましたね!
未実行のエレメンツの色が青で、「GOE+」の緑色との差別化が難しかったのですが、青→グレーに。こういう小さいように見えるけれど大事なところのカイゼン(なのか?)、大歓迎!

▶男子FSリザルトプロトコル
▶男子総合リザルト

ネイサンの医療用マスク

数年後、私が北京五輪のネイサンを思い出したとき、真っ先に浮かんでくるのは、「医療用マスク」だと思います。
北京に着いた、というときから、随分しっかりした医療用マスクと思われるものをしているんだな、と思っていました。そしたらネイサンは、練習中もそのマスクをしたままだったんですよね。多分ずーっと。それで各種4回転とかステップとかやっている。

そうとう息苦しいはずです。でもそれを我慢する必要がある、と判断したわけで。
それはつまり、「なんとしてでも、コロナに感染せずに終える」という、ものすごく強い意志を感じました。

6分練習とかで氷からあがるときも、氷の上でマスクを着けてから、陸に足を踏み出していました。徹底しています。

もちろん、私の見逃しもあるかもしれないのですが、とにかく徹底していました。

それが、優勝が決まったあと、夜のセレモニーの時には、別のマスクに変わっていたんですね。
もしかしたら、チームUSAのオフィシャルなマスクで、表彰式などではあのマスク着用義務が合ったりしたのかもしれないけど、でも、なんか、「ああ、試合が、ネイサンの勝負の時は(ひとまず)終わったんだな」という感慨が広がりました。

男子シングル結果

FS、やっぱりとてもおもしろかったです。
いつも選手たちは一生懸命試合しているけれど、やっぱり五輪は五輪で格別なものだな、と、1人ひとりの滑り、諦めないところ、歓喜、悔しさなどを見て、思いました。

1位 ネイサン
最初の2つのジャンプをきれいに決めて、ああきっと大丈夫だな、と思いました。その後ちょこちょこミスがあったけれど、それは優勝を阻むほどのものではなく、そしてそうしたちょこちょこしたミスに、ネイサンの心の揺れを感じ、とても温かい気持ちになりました。
最後のコレオステップ、あんなににこにこして、にこにこが抑えきれなくて。そういうネイサンを見るとは想像していなくて、素直に、おめでとう!という気持ちです。
インスタ

2位 鍵山選手
すごかったー。この五輪でものすごくつよくなったなあ、と。そして、今大会3つ目の演技のこのフリーは、一番固かった、というか慎重に見えました。そりゃそうよね、SP2位ですし。でもそこで崩れずに、まとめ切った。

鍵山選手の『グラディエーター』は、最後の3Aを降りたところからが、とにかくものすごく好きです。ジャッジ側から見て右の方からだーっと左の方で走っている感じ。あの一途さ、必死さ、一生懸命さが、たまらない。そのひたむきな感じが、今の彼という人をとてもよく表していると思います。

ちなみに、古参選手権も楽しいので、こちらも。

3位 宇野選手
本当に頑張ったなあ、と。24歳だけど、って「だけど」っていうのはおかしいけれど、攻めて攻めて。鍵山選手とはまた違うひたむきさを、特に今季のフリーを見ていると感じます。そしてそういうものを見るのはとても嬉しいし、清らかな気持ちにさせられます。
YouTube

4位 羽生選手
羽生選手の4Aもすごかった。1,2,3,4と数えられた(ような気がした)くらい、滞空時間が長かった。過去にいろんな人に「4回転と3回転の、体感の違いって?」って聞いてきたのですが、その答えとして多かったのが、「3回転まわったところでもうひといき上がる感じがする(実際に上がっているかとは関係なく)」というものでした。
フリーの羽生選手の4Aを見た時、そういう感想を思い出すくらい、1,2,3、ふわっ」みたいな感じを受けました。あくまでも私の感覚です。

足、だいじょうぶかな、などなどいろいろ気になりますが、エキシビションを楽しみにしています。

・・・と書いていくととても終わらないので、以下、選手たちのSNSまとめです。

男子シングル選手たちのコメントまとめ(5位以下)

北京五輪男子シングルの出場選手たちのSNSなどのコメントをまとめておきます。
重めのページになりますので、ご了承ください。(1~4位は、この1つ上の章をご覧ください)

5位 チャ・ジュンファン
インスタ

6位 ジェイソン・ブラウン


7位 ダニエル・グラスル
インスタ

8位 エフゲニー・セメネンコ
インスタ (5枚目の写真、ミーシン先生のマスクの紐が気になります)

9位 ボーヤン・ジン

10位 モリス・クヴィテラシヴィリ

11位 キーガン・メッシング
インスタ

12位 ケヴィン・エイモズ
インスタ

13位 デニス・ワシリエフス
インスタ

14位 アダム・シャオ・イム・ファ
インスタ

15位 マルク・コンドラチュク
インスタ

16位 マッテオ・リッツォ
インスタ

17位 ブレンダン・ケリー
インスタ

18位 ウラジミール・リトヴィンツェフ
インスタ

19位 アンドレイ・モザリョフ
インスタ

20位 コンスタンチン・ミリュコフ
ミリュコフも北京入り後にコロナ陽性となり、隔離されていたそうです。ただし個人戦に間に合った。
インスタ

21位 ニコライ・マヨロフ
インスタ

22位 ドノヴァン・カリージョ
インスタ

23位 ルーカス・ブリッチギー
インスタ

24位 イワン・シュムラトコ
北京入り後、団体戦前にコロナ陽性で、団体戦欠場。個人戦には間に合いました。
インスタ

25位 ミハル・ブレジナ
インスタ

26位 オレクセイ・ビチェンコ
インスタ

27位 イ・シヨン
インスタ

28位 アレクサンドル・セレフコ
インスタ

29位 ローマン・サドフスキー
Twitter

WD ヴィンセント・ジョウ
コロナ陽性で、SP前日に棄権が決まったヴィンセント。現在隔離中だと思います。その後、エキシビションの男子出場選手のなかに、ヴィンセントの名前が。この計らいは素晴らしいと思います。
インスタ

団体戦のみ出場 パウル・フェンツ
(SNS見当たらず)

インスタ率高し。インスタをページに掲載できる技を、これから勉強します!

ドーピングの件

1つ前の観戦日記には、団体戦のメダルセレモニーが中止か延期になってしまって、それならこの日程がいいなー、などなどのんきなことを書いていたのですが、2月10日になると、そんなこと言っていられないムードになってきました。

とくに2月10日の練習に、団体戦メンバーのうち、この日試合のあるコンドラチュク、試合はないけどワリエワ、ミーシナ&ガリアモフが来なかったことで、さまざまな憶測がわいたり消えたりしていましたが、結局当初の報道通り、コンドラくんとミーシナ組は本当に練習休み予定だったようです。ちなみに、団体戦に出ていたシニカツは、練習も出ていたみたいですね。
ということで、このあたりで、だんだんワリエワ1人に絞られてきた感じになりました。

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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。