フィギュアスケート

ミーシャ・ジー インタビュー(1)

先日、Fantasy on Iceで熱い演技を見せてくれたミーシャ・ジーさん。Fantasy on Iceの前も数週間、日本に滞在していました。
日本を発たれたあとはスペインでISU総会に出席し、現在はもうモスクワに……と、いつも多忙なミーシャですが、そんな合間にお話を聞かせてくれました。

終わったシーズンのこと、今のこと、これからのこと……ぜひお読みください。

いちごのかき氷を前にして。

 

―2017-18シーズンを振り返って、今、どう感じますか?

「ベストシーズンの1つでしたね。とてもカラフルで、暗い色も明るい色もあった、いいシーズンでした。どの試合もみんな違っていてそれぞれ思い出深く、大事なものです。どの大会でも観客に向けて演技できて、自分にも家族、コーチ陣にとってもよかったと思っています」

 

―来シーズン、試合に出場する予定はありますか?

「ふふふ、振付師やコーチ、ショーのプロデューサーとしての計画はあります。今の僕は、次のステップへの移行期間にいるんです。スケートの世界やその他のエンタメの世界での新しい可能性を探っているところだし、同時に、次の世代のスケーターたちが僕らよりも良くなるように手助けしていきたい。少しずつ、少しずつね」

 

―なるほど。では、その移行期間の今、どんなことをしているのですか?

「ものすごくいろいろですね。振付け、コーチング、トレーニングキャンプ、ショーのマネージとプロデュース、MKブレードとジョン・ウィルソンとの仕事、それから、キネシオテープとの仕事もあるね。オリンピックアスリートがすごく使っているテーピングのテープなんだけど、国際的アンバサダーとしてキネシオテープを広く世界に伝えていくんです。それからISU(国際スケート連盟)とも一緒に仕事をする予定です。若いスケーターたちの新しい可能性…合宿や練習、新しいアイディアとかいろいろなことについてね。これまでも何年も準備してきたから。急にではない、少しずつ時間をかけてここまで来たんです」

 

▶ミーシャ・ジー インタビュー(2)

▶ミーシャ・ジー インタビュー(3) ▶ミーシャ・ジー インタビュー(4)

 

【過去のインタビュー】

▼ミーシャ・ジー選手インタビュー(2017年5月インタビュー)

▼フィギュア選手の「最後のシーズンかも」との言葉から(2017年2月インタビュー)

▼男子フィギュア、ミーシャ・ジー「変化のときが来た」(2014年3月インタビュー)

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●6月16日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~ライターとして見てきたフィギュアスケート~」

私が初めてフィギュアスケーターにインタビューしたのは、2002年でした。
それから15年ほどの間、コーチ、振付師、関係者などにお話を聞いたり、試合やアイスショーの取材をしたりしてきました。
そんななかで、感銘を受けたシーンややりとり、忘れられないエピソードなど、ライターとして見たり感じたりしてきたことをお話します。

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●7月21日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~あのスケーターやコーチたちの、あの頃~」

現在、コーチや振付師、コメンテーター、プロスケーターなどとして活躍している国内外の元選手たちの、現役時代の演技を振り返ります。
あわせて、どういう時代にどういう状況下でその演技を見せたのか、といった背景もご紹介することで、フィギュアスケートの体系的な知識を培う一助になればと思います。

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●8月4日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~『白鳥の湖』を見比べる~」

ピョートル・チャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』を使った様々なスケーターたちの演技に触れ、それぞれの表現の違いを見比べる1時間半です。
同じ曲でも、まったく違った作品になっているそれぞれを、編曲や振付け、そのスケーターの持ち味、衣装などから再び味わいます。

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●9月15日(土)13:00-14:30
「フィギュアスケートの楽しみ方
 ~2006年トリノオリンピックを堪能する~」

12年前の2006年トリノオリンピックを覚えていますか?
今のような採点方式になって初めてのオリンピックでしたが、とはいえ、6.0方式だった旧採点方式のテイストもまだ残っていたあの大会。
男女シングル、ペア、アイスダンスすべてを振り返り、忘れていたこと、初めて知ることなど、フィギュアスケート観戦の喜びに浸る時間をめざします。

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ご質問などありましたら、朝日カルチャーセンターや私のメールアドレスへお送りください。(hasegawahitomi.com/profile/

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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。