2022北京オリンピック

北京オリンピックの枠数、枠を取ってきた選手、実際の代表(男子シングル) #フィギュアスケート

男子シングルの、「枠数」「枠を取ってきた人」「実際に北京オリンピックに行く人」をまとめておきます。

女子シングルのものは、以下からご覧いただけます。

いわゆる「チャレンジ権」を持っていたのは、5か国。

いわゆる「チャレンジ権」を持った国々、つまり、2021年3月の世界選手権で、「2選手で出場で13以内」or「1選手出場で10以内」or「3選手で出場したけれど、1選手FSに進めなかったうえで、出場2選手の合計が13位以内」などの国々は、もう1枠を9月のネーベルホルン杯で獲得するチャレンジができる、というルールになりました。

男子シングルでは、アメリカ、ロシア、カナダ、フランス、韓国の5か国がチャレンジ権を持っていました。

チャレンジ権獲得の詳細

アメリカ・・・世界選手権2021 に3人出場で、FSには2人出場。そのうえで2人分の枠(順位の合計13以内…ネイサン1位、ジェイソン7位)を獲得できたので。

ロシア・・・ 世界選手権2021 に 2人出場で3人分の枠(順位の合計13以内…コリャダー5位、セメネンコ8位)を獲得できたので。

カナダ・・・ 世界選手権2021 に 1人出場で、2人分の枠(キーガンが6位)を獲得できたので。

フランス・・・ 世界選手権2021 に 1人出場で、2人分の枠(エイモズが9位)を獲得できたので。

韓国・・・ 世界選手権2021 に 1人出場で、2人分の枠(ジュンファンが10位)を獲得できたので。

ネーベルホルン杯で……

アメリカ・・・ヴィンセントが優勝で、「+1」枠を獲得 ⇒ 計「3」枠に
ロシア・・・コンドラチュクが3位で、「 +1」枠を獲得 ⇒ 計 「3」枠に
カナダ・・・サドフスキーが8位で、「+1」枠を獲得 ⇒ 計「2」枠に
フランス・・・アダムが2位で、「+1」枠を獲得 ⇒ 計「2」枠に
韓国・・・イ・シヒョンが5位で、「+1」枠を獲得 ⇒ 計「2」枠に

ということで、男子シングルでは、チャレンジ権を持った5か国すべてが、その「+1」枠をゲットしました! おめでとう!!

2021年ネーベルホルン杯男子シングルの最終結果は、こちらから。

各国の獲得枠数と、その枠を取ってきた選手

2021年3月の世界選手権と、9月のネーベルホルン杯で、枠数が決まりました。
全30枠をまとめておきます。
2021年世界選手権の、男子シングルの最終結果は、こちら

■国名・・・枠数を取ってきた選手名(世界選手権順位)

3枠

■日本・・・鍵山、羽生(世界選手権2位、3位)

3枠 ←2枠から「+1」

アメリカ・・・ネイサン 、ジェイソン(世界選手権1位、7位)で「2」枠、ヴィンセントが「+1」枠獲得。
ロシア・・・ コリャダー、セメネンコ(世界選手権5位、8位)で「2」枠、コンドラチュクが「+1」枠獲得。

2枠

イタリア・・マッテオ・リッツォ、ダニエル・グラスール(世界選手権11位、12位)

2枠 ←1枠から「+1」

カナダ・・・キーガン(世界選手権6位)で「1」枠、サドフスキーが「+1」枠獲得。
フランス・・・エイモズ(世界選手権9位)で「1」枠、アダムが「+1」枠獲得。
韓国・・・ジュンファン(世界選手権10位)で「1」枠、イ・シヒョンが「+1」枠獲得。

1枠

世界選手権2021で獲得

■中国・・・ハン・ヤン、ボーヤン(世界選手権13位、22位)で、「2」枠から「1」枠に減っています。さみしい。中国は、五輪開催地でもありますね。
ジョージア・・・クヴィテラシヴィリ(世界選手権14位)
スイス・・・ルーカス・ブリッチギー(いつも読めないBRITSCHGI) (世界選手権15位)
■エストニア・・・セレフコ(世界選手権16位)
■ベラルーシ・・・ミリュコフ(世界選手権17位)
■ラトビア・・・ワシリエフス(世界選手権18位)
■チェコ・・・ブレジナ(世界選手権19位)
■メキシコ・・・ドノバン・カリージョ(世界選手権20位)
■ウクライナ・・・シュムラトコ(世界選手権21位)
■スウェーデン・・・ニコライ・マヨロフ(世界選手権23位)
スウェーデンのオリンピック委員会は、五輪派遣基準を設けています。男子は「世界選手権8位以内」か「総合258点」。
マヨロフが出場したことのある世界選手権は1回。2021年で、23位でした。パーソナルベストは218.07点。
なので、平昌五輪のときのマヨロフ兄と同じように、枠は自分でとってきたけど五輪出場できない可能性が高いです。涙。
■イスラエル・・・ビチェンコ(世界選手権24位)

ネーベルホルン杯2021で獲得

アゼルバイジャン・・・リトヴィンツェフ

オーストラリア・・・ブレンダン・ケリー。出場予定だった世界選手権2021を、足の怪我で欠場。そして臨んだネーベルホルン杯はチャレンジ権を狙う人々が多く、そのチャレンジ権を狙う「5」枠分を除くと「2」枠しかない状況に。
そんなネーベルホルンに臨んだブレンダンは、4Tをきれいに決める会心のSPで3位発進。世界中のスケートファンの胸を熱くさせました。五輪大丈夫っぽい(ホッ)というムード漂うなかスタートしたフリーで、冒頭の4Tを低い着氷でステップアウト、続く3Lzで転倒。持ち直したかなと思った中盤のアクセルが、なんと1Aに……。ああ、ブレンダン……と思っていたところ、残る2つのジャンプ枠で、さっき失敗した3Lz+1Eu+2S、そして最後に3Aを降りました! ということで、フリー7位総合7位で3回めの五輪出場を決めました。おめでとう! ネーベルホルン杯を思い出しただけで、こんなに熱くなってしまいました。

次点

トルコ・・・バサル・オクタル
トルコは、ネーベルホルン杯に2人出場しています。オクタルとデミルボアの2人。
今回、オクタルは枠取りのために出場。デミルボアは枠取りとは関係のない出場です。
ネーベルホルン杯の総合結果は、9位デミルボア、10位オクタルと、枠取りの選手の方が下になりました。
とはいえ、北京五輪出場枠として「トルコ1枠」はゲットです。

アルメニア・・・ハイラペティアン

そして、実際の、北京五輪代表は…

枠取りをしてきた選手と実際に北京五輪に行く選手……全員一致するわけではありません。そこにはさまざまなドラマや涙、笑顔、努力などなどがあるのですが、ここでは冷静に、事実のみを淡々と記しておきます。

代表はまだ決定途中ですので、随時更新します。

ABOUT ME
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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。