2022年になりましたし、そろそろ北京オリンピックの、各国の代表も決まってきました。
ということで、いつも混乱する、「枠数」「枠を取ってきた人」「実際に北京オリンピックに行く人」をまとめておきます。
まず、女子シングルです。
目次
いわゆる「チャレンジ権」を持っていたのは、3か国。
いわゆる「チャレンジ権」を持った国々、つまり、2021年3月の世界選手権で、「2選手で出場で13以内」or「1選手出場で10以内」or「3選手で出場したけれど、1選手FSに進めなかったうえで、出場2選手の合計が13位以内」などの国々は、もう1枠を9月のネーベルホルン杯で獲得するチャレンジができる、というルールになりました。
女子シングルでは、アメリカ、ベルギー、オーストリアの3か国がチャレンジ権を持っていました。
チャレンジ権獲得の詳細
■アメリカ・・・2人出場で3人分の枠(順位の合計13以内…カレン4位、テネル7位)を獲得できたので。
■ベルギー・・・ 1人出場で2人分の枠(1人出場のヘンドリクスが5位)を獲得できたので。
■オーストリア・・・1人出場で2人分の枠(1人出場のミクティナが8位)を獲得できたので。
ネーベルホルン杯で。
■アメリカは、アリサが優勝で「+1」枠をゲットし、計「3」枠に。
■ベルギーは、エントリーなし。なので、「+1」は行使されず、計「1」枠。
■オーストリアは、1人出場(Sophia SCHALLER/ソフィア・シャラー)していましたが、ネーベルホルン杯19位のため、「+1」には届かず、計「1」枠となりました。
2021年ネーベルホルン杯女子シングルの最終結果は、こちらから。
各国の獲得枠数と、その枠を取ってきた選手
2021年3月の世界選手権と、9月のネーベルホルン杯で、枠数が決まりました。
それをまとめておきます。
2021年世界選手権の、女子シングルの最終結果は、こちら。
国名・・・枠数を取ってきた選手名(世界選手権順位)
3枠
■ロシア・・・シェルバコワ、トゥクタミシェワ(世界選手権1、2位)
■日本・・・坂本、紀平(世界選手権6位、7位)
3枠 ←2枠から「+1」
■アメリカ・・・カレン(4位)、テネル(9位)
チャレンジ権でアリサ・リウが「+1」枠獲得。
2枠
■韓国・・・イ・ヘイン(10位)、キム・イェリム(11位)
1枠
世界選手権2021で獲得
■ベルギー・・・ヘンドリクス(5位)
■オーストリア・・・ミクティナ(8位)
■アゼルバイジャン・・・リャボワ
■カナダ・・・シザス(いつも読めないSCHIZAS)
■エストニア・・・エヴァ・ロッタ・キーバス
■スウェーデン・・・タルジェガード(いつも読めないJosefin TALJEGARD)
スウェーデンのオリンピック委員会は、五輪派遣のルールを設けています。女子は、「世界選手権8位」か「総合得点198点」。タルジェガードは過去に1度しか世界選手権に出場していません。2021年の世界選手権で、15位です。パーソナルベストは178.10点。きつい……。
■オランダ・・・ リンセイ・ヴァン・ズンダート (いつも読めないLindsay van ZUNDERT)
■ブルガリア・・・フェイギン
■ドイツ・・・ニコル・ショット
■ジョージア・・・ウルシャゼ
■中国・・・Hongyi CHEN
■チェコ・・・ブレジノワ
■イギリス・・・マッカイ
■フィンランド・・・サーリネン
ネーベルホルン杯2021で獲得
■ポーランド・・・クラコワ
■ベラルーシ・・・サフォノワ
■スイス・・・パガニーニ
■ウクライナ・・・シャボトワ
■オーストラリア・・・クレイン
次点
■イタリア・・・グットマン
■キプロス・・・ジンガス
そして、実際の、北京五輪代表は…
枠取りをしてきた選手と実際に北京五輪に行く選手……全員一致するわけではありません。そこにはさまざまなドラマや涙、笑顔、努力などなどがあるのですが、ここでは冷静に、事実のみを淡々と記しておきます。
代表はまだ決定途中ですので、随時更新します。
以降、男子シングル、ペア、アイスダンスもまとめます。