2017-18シーズン

平昌五輪前、2017年全日本選手権は、こんな大会でした。 #フィギュアスケート

2022年北京五輪前の全日本選手権が始まろうとしています。
五輪前の全日本は、五輪の最終選考大会でもあり、とっても特別です。

そこで、4年前、2017年の全日本選手権のことを、改めて思い出しておこうと思います。

日時、会場(飛田給駅前の思い出)など

12月21日~24日、武蔵野の森総合スポーツプラザの、スポーツイベントとしてのこけら落としの大会として開催されました。
そうでしたそうでした、会場付近にはサッカー場などもあり、京王線飛田給駅からの道中のコンビニやお店で、いろいろ食料を買ったりできる、便利なところでした。

▼大会結果は、こちら
上のリンク先にいくと、各カテゴリーのメダリストたちの写真があります。それぞれに感慨深いのですが、ペアの表彰台では、三浦選手と木原選手が隣り合っている(ように見える)のも、おもしろいです。

▼フジテレビの当時の全日本サイトの、リザルトページ
楽しいです。

男子シングル

以下、総合順位. 名前(当時の年齢)(SP順位、FS順位) SP曲/FS曲と、
記憶のとっかかりになるかもしれないメモを添えておきます。

▶フジテレビの選手紹介ページ。


1.宇野昌磨(20歳)(SP1,FS1) SP「四季 ~冬」/FS「トゥーランドット」
この優勝で、全日本2連覇に。フリーは最終滑走者。

2.田中刑事(23)(SP2,FS2) SP「メモリーズ(ザ・プロフェット)」/FS「フェリーニ メドレー」
SPで4Sを、FSでは4S、4S(+REP)、4Tを入れた演技で、五輪出場を決める。

3.無良崇人(26)(SP3,FS3) SP「ファルーカ」/FS「オペラ座の怪人」
田中選手と五輪出場枠を争った全日本。「オペラ座の怪人」、本当に素敵でした。年明けの四大陸を最後に引退。

4.友野一希(19歳)(SP5,FS5) SP「ツィゴイネルワイゼン」/FS「ウエストサイドストーリー」
シニアデビューシーズン。全日本4位で世界選手権補欠2番になり、羽生、無良が辞退したことで出場することに。そのミラノワールドで5位。

5.村上大介(26歳)(SP4,FS7) SP「Bring Him Home」(「レ・ミゼラブル」より)/FS「道化師」
この全日本が、現役最後の大会になりました。
  
6.須本光希(16歳)(SP7,FS6) SP「雨に唄えば」/FS「レ・ミゼラブル」
高校2年生だったんですね。全日本ジュニア優勝、ジュニアGPファイナル3位のシーズンでした。

羽生結弦選手(23歳)は、当時世界チャンピオン。NHK杯の練習中に負傷し全日本欠場。

山本草太選手(17歳)9位(SP8,FS10)は、大怪我からの復帰後初めての全日本。彼や山田耕新さんの演技を見たことなどから、髙橋大輔選手がシングルの復帰へ向かっていくことに。

▶男子SP結果SPプロトコルFS結果FSプロトコル最終結果

女子シングル

▶フジテレビの選手紹介ページ。

1.宮原知子(19)(SP2,FS1) SP「SAYURI」/FS「蝶々夫人」
2016年終わりからの故障で前季16-17の四大陸、世界選手権を欠場。治りかけるが負傷……といった日々を越えて、五輪シーズン。GPランキング7位からメドベージェワの負傷欠場で繰り上がって出場し5位。全日本はこれで4連覇に。

2.坂本花織(17)(SP1,FS4) SP「月光」/FS「アメリ」
シニアデビューシーズン。振付師のリショーさんとも、このシーズンから。全日本までに8試合に出場しぐいぐいと追い込み、「2」枠だった五輪の代表を獲得。

3.紀平梨花(15)(SP5,FS2) SP「カンフーピアノ」/FS「道」
ジュニア2シーズン目でした。平昌五輪で優勝するザギトワと同じ2002年生まれで2か月しか違わないけれど、ザギトワは5月生まれ(平昌五輪出場可能)、紀平選手は7月生まれ(平昌出場には年齢満たない)。

4.樋口新葉(16)(SP4,FS5) SP「ジプシーダンス」/FS「スカイフォール」
シーズン前半、平昌に向かってがんがん突き進み、「スカイフォーーール」の切ないメロディのフリーを見せまくりました。GPファイナルに進出しましたが、全日本のショートとフリーの中日の練習で負傷。五輪出場はならなかったけれど、3月の世界選手権で2位に。

5.三原舞依(18)(SP7,FS3) SP「リベルタンゴ」/FS「ガブリエルのオーボエ」
シニア2季目。16-17シーズンは、四大陸優勝、世界選手権5位(SP15位からFS4位と追い上げる)。「ああ、「ガブリエルのオーボエ」だった、彼女らしいプログラムだった」と思うのだけど、その後の「シンデレラ」も「フェアリー・オブ・ザ・フォレスト&ギャラクシー」にも同じ感想を持つ。ってすごいですね。

6.本郷理華(21)(SP3,FS8) SP「カルミナ・ブラーナ」/FS「フリーダ」
シニア4年目。SP3位で存在を見せた。翌18-19シーズンの秋からバンクーバーへ。

本田真凜選手(16)のフリー後の「自分が描いていたスケート人生とは今日で変わっていくなと思う」というコメントが忘れられません。

ペア

▶フジテレビの選手紹介ページ。

1.須崎海羽(18)&木原龍一(25)(SP1,FS1) SP「ユーリ!!! on ICE」/FS「ロミオとジュリエット」(ニーノ・ロータ)
ペア結成3シーズン目。この後平昌五輪に出場後もう1シーズン、このペアを続ける。

2.高橋成美(25)&柴田嶺(30) (SP3,FS2) SP「A Moment to Remember」/FS「ニューシネマパラダイス」
ペア結成2シーズン目。このシーズンを最後に2人とも引退。

3.三浦璃来(16)&市橋翔哉(20)(SP2,FS3) SP「ミス・サイゴン」/FS「ワルソー・コンツェルト」
ペア結成3シーズン目。18-19シーズンまでペアを続ける。

2017年のこの大会、三浦&木原は、それぞれのパートナーと出場していました。
ちなみに須崎&木原も三浦&市橋も18-19シーズンにペア解消。三浦&木原は2019年7月末にトライアウトして、8月から組むことに。そして現在3シーズン目ですごいことに!
市橋選手も今年(2021年)9月から柚木心結(みゆ)選手とペア結成し、2021年全日本に出場します。

アイスダンス

当時は「ショートダンス」でした。課題は「ラテンアメリカリズムのなかから選択」。

▶フジテレビの選手紹介ページ。

1.村元哉中(24)&クリス・リード(28) (SD1,FD1) SD「チャチャ、ルンバ、サンバ」/FD「ラストエンペラー、戦場のメリークリスマス」
カップル結成3シーズン目。ネーベルホルン杯で枠を獲得し、全日本を経て平昌五輪へ行くことになります。3月の世界選手権では、日本アイスダンスカップル史上最高位の11位でしたが、そのシーズンオフにカップル解消となりました。

2.小松原美里(25)&ティム・コレト(26) (SD2,FD2) SD「サルサ、ルンバ、サンバ」/FD「愛のイエントル」
カップル結成2シーズン目。平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンションが前16-17シーズンを最後に引退してしまったけれど、チームココの2人によって日本のアイスダンス界が支えられている感、そして厚くなってくるのでは感を覚えたのを記憶しています。ちなみに、絵己さんとマリオンは今年2021年に結婚されています、嬉しい!

3.深瀬理香子(20)&立野在(20) (SD3,FD3) SD「チャチャ、マンボ」/FD「ハロー・ドーリー!」
カップル結成4季目でシニアデビューシーズン。18-19シーズンにカップル解消&立野選手は引退。2021年12月現在、深瀬選手は張睿中オリバー選手と、復帰した立野選手は平山姫里有選手とカップルを組み、それぞれ全日本に出場予定です。

関連サイトを、もう一度貼っておきます。

▼大会結果は、こちら
上のリンク先にいくと、各カテゴリーのメダリストたちの写真があります。それぞれに感慨深いのですが、ペアの表彰台では、三浦選手と木原選手が隣り合っている(ように見える)のも、おもしろいです。

▼フジテレビの当時の全日本サイトの、リザルトページ
楽しいですし、今見るといろいろな思いが胸を去来します。

ABOUT ME
hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。