2022北京オリンピック

北京五輪 団体戦2日目/女子SPの、観戦のおともに。

団体戦の中日ですね

さて、2月6日(日)、北京五輪3日目、フィギュアスケート的には2日目。
女子SPを終え、その時点での順位により、上位5か国がフリーへ進みます。

女子SPは、9:30-10:50(日本時間:10:30-11:50)
男子FSは、11:50-12:36(日本時間:12:50-13:36)

つまり、女子SPの結果が出る前に、女子SP後に5位までに入るであろう国の男子FSエントリー予定の選手は、試合があるかないかに関わらずウォーミングアップが必要、というちょっと大変なスケジュールになります。

可能であれば、団体戦を4日くらいにして、SP(RD)を2つずつ2日間、FSを2つずつ2日間、という形が理想だとは思うのですがなかなか難しいのかもしれないですね。五輪ではいつもリンクはショートトラックと交互に使っているし。
そしてもっと可能であれば、団体戦は最後にしたいですよねー、とみんな思っていますよね。

ということで、現在、男子SP、RD、ペアSPが終わった時点での順位は、こちら。

女子SPエントリー

女子SPのエントリーは、2月5日(土)の21:00(北京時間)に締め切りです。
てことで、出てきました、エントリー。

まあ、その前に、「団体戦女子の練習」というような時間のときに、「樋口さんがSPをかけていた」とかいうことがあるので事前にいろいろ漏れますが、まあそれはそれで。

ということで、エントリーはこちら

イ・シュー(中国)、シャボトワ(ウクライナ)、ブレジノワ(チェコ)、グバノワ(ジョージア)、グットマン(イタリア)、シザス(カナダ)、ショット(ドイツ)、樋口(日本)、カレン(アメリカ)、ワリエワ(ROC)

団体戦出場国で、個人戦女子で複数枠を持っているのは、アメリカ、ROC、日本の3か国。イタリアは枠なしなので、グットマンが団体戦だけ出場します。
(私の予想では、アメリカはSPもFSもマライアでした。でもカレンですね。男子とアイスダンスで2スポット使うんだろうなと思っていたので。

団体戦フリーに進む5か国の予想

ウクライナとドイツは、1スポット欠けでSP(RD)を滑ることになりました。それぞれコロナ陽性者が出たためです。ここまでのポイント的にも、この2組がFSに進むのは難しいです。

エントリーを見て勝手に予想し、さきほど書いたように「女子の結果が出る前に、SPの上位5位までに入るであろう国の男子FSエントリーの選手は、試合があるかないかに関わらずウォーミングアップが必要」になるので、どの国がそれに該当するか想像しました。ジョージア、イタリア、カナダあたりでしょうか、このうち1か国がFSに進み、2か国はアップしたけど残念……かな。

なので、男子FSに出るであろう、クヴィテラシヴィリ、リッツォ(のようです)、サドフスキーの面々は、FSがないかもしれないけど朝早く起きて練習に行ってアップをする必要があります。がんばれー!

そうそう、1日目を終えた時点で、ROCには「1位=10ポイント」がありませんでした。ペアとアイスダンスで10ポイントずつ、という予想をしていたかも(もちろん10ポイント取れないことも想定内だと思います)。
やっぱり10ポイントは大きい。スイハンの10ポイントは、とても大きいです。

団体戦女子SP

女子SPのオンタイムのリザルトは、こちらから。

滑走順は、世界ランキングの逆順です。
現在の世界ランキングこちら

出場選手の紹介

1.イ・シュー(中国)

アメリカで、中国からの移民ファミリーに生まれた。2018年に中国代表になることを決めたそう。英名はビバリー。SPもFSも振付けはジェフ。

2.シャボトワ(ウクライナ)

今大会女子選手(ペア、アイスダンス含む)の中で最年少はワリエワ。その次に若いのが、シャボトワさんです。1月に16歳になりました。

3.ブレジノワ(チェコ)

ミハルの妹・エリシュカ。毎年大変素敵になられています。SP,FSともブノワ・リショー振付け。エリシュカは昨夏、大学を卒業したようです。インスタを見ました。

4.グバノワ(ジョージア)

元ロシア代表。年齢的には、ソフィア・サモデュロワとかと同じです。サモデュロワ、ユーロ優勝とかしているミーシンのところの選手ですね。この年代あたりのロシア女子は、各国で活躍中ですね。グバノワは今季からジョージア代表です。
ここ4年ほどジョージア代表としてがんばっていたウルシャゼが去年世界選手権で枠を取ってきましたが、五輪はグバノワが出場になりましたね。

5.グットマ(イタリア)

イタリア女子は世界選手権で枠が取れず、ネーベルでグットマン8位で、個人戦の次点でしたが繰り上がることはありませんでした。なのでグットマンは団体戦のみの出場。でも世界ランキング的にはこの10人の中では6番目なんですね。

6.シザス(カナダ)

マデリンの、カナダ出発時の動画、ちょっと感動的です。

でもこれじゃ伝わらない。ぜひ、インスタの動画を見てください!
みんなソーシャルディスタンスをとるため、車から応援。次から次へとくる応援団。ちょっと胸と目頭があつくなっちゃいます。ぜひ。

7.ショット(ドイツ)

長いことドイツ女子を引っ張っているニコル・ショット。25歳。振付師に、カロリーナ・コストナーの名前が。FSの振付かな?

8.樋口(日本)

我らがワカバヒグチ! SP 「your song」ではしっとりと見せつつ、演技の途中から向こうの方から光の筋が指してくるような感覚を覚えます。坂本さんとのやりとりの「しかたがないとは思いたくない」が、とてもいいなと思いました。出典は、この記事
樋口選手について、こちらもよかったら、お読みください。

9.カレン(アメリカ)

氷上の印象と、インタビューでのオフアイスの印象がものすごくちがってびっくりします。高校生のころは「シャイだから」と小さめの声でささっとお話した感じ。大学生になった今は、すごく落ち着いていてしっとりした大人の知的女性、っていう感じです。私、ちょっと憧れているくらい、大人の知的女性です、カレン。

10.ワリエワ(ROC)

今大会フィギュアスケートに出場する女子選手のなかで最年少。そして女子シングルのSP,FS,Totalの世界歴代最高得点を持っているワリエワさん。団体戦はFSも滑ると予想しているのですが、五輪ではどんな演技、どんな驚きをみせてくれるのかしらー?

そして、団体戦FSに進む国が決まります。

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五輪の団体戦の戦い方、戦略についても詳しい一冊です。団体戦が終わってからでもまだまだ個人戦用にもおもしろい。基本はさらっと抑えつつ、マニアックな視点をお伝えしています。

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ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。