男子SPの2月8日(火)と、SPとFSの中日の9日(水)の観戦日記です。
ヴィンセント・ジョウ、男子SP前日に、棄権することに。
思い出すだけで胸が痛いので、いつか北京五輪を思い出したときのために、記録としてだけ残しておきます。
日本時間の2月7日になって、さて寝ようかなと思ったころ、ヴィンセントのインスタがアップされていて、なんだろう、と見ると……。
言葉がありません。
彼の心の内を想像してもあまりある。私ですらこんなに絶望的な気持ちになったのに、彼はどんな思いなのだろうか、と。どうか、心身ともに少しでも健やかに過ごせますよう。
トゥクタミシェワが、ヴィンスに向けてSNSでコメントを発表したそう。「あなたはもっと強くなる」というようなことを。リーザ……。
男子SP
男子SPは現地9:15~(日本時間10:15~)。
そのため、朝のワイドショーでも、朝の公式練習の様子の生中継があったり。
ドノヴァンくんの、にこにこスケートがとても際立っていました。
彼に関しては、このYouTubeがいいです。
羽生選手の1Sに驚く。1S後、すぐに踏み切ったところを目で追ったと思ったらその後は何もなかったようにきれいに決めて、それはそれで驚きました。
つづいて宇野選手。4T+3Tになりましたねー、手はついたけど、「失敗だが、4回転+2回転で成功するより価値がある」というステファンの言葉にうなずく。(参照元)
とても精悍な青年の演技を見せたジュンファンも素敵でした。SPとFSのプログラムが明確に違っていて、どちらも合っていて、素敵~。
キーガン、間に合ってよかった。本当によかった。そして、キーガンらしいポジティブというかオープンというか、野性味あるというか、とてもキーガンキーガンしたスケートで、ほんっとうによかった。
18歳鍵山選手。すごいですねー。団体戦FSもすごかったけれど、男子SPもすごかった。
昨秋ステファンにインタビューした時、「2002年ソルトレイクシティ五輪に16歳で出場した時、練習のヤグディンを見てすごくインスパイアされた」と言っていました。「そのころ4回転も3Aも跳べなかったけど、ヤグの練習を見たことでソルトレイクで4Tの練習を始めて、その後スイスに戻ってからもものすごく4回転に取り組むようになって……」と。(『北京オリンピック観戦の副読本』にインタビュー掲載しています)
鍵山選手の場合は、当時のステファンの練習環境とは異なって、身近に宇野選手などトップ選手がいるけれど、でも、五輪の場で刺激を受けてぐんぐん上達する、という点で、近しい感じを受けました。
そして、ネイサン。団体戦に引き続き2回目のSP。今回もすごかった。4F,3A,4Lz+3Tって、2022年的には最高難度ですよね。団体戦も同じ構成で、111.71点。今回は113.97点。
最終滑走は、ジェイソン。うちの子ども(5歳)が、「ジェイソン、まだーー?」と何度も聞いて楽しみにしていました。
シーズンベストを出したのが、12人。おめでとう!
ミハルとビチェンコさん、30代の2人がフリーに進めませんでした。
団体戦のメダルセレモニーが中止?延期?
2月8日の夜8時半くらいから行われる予定だった、フィギュアスケート団体戦のメダルセレモニーが、中止?延期?になりました。一緒に行う他競技のメダルセレモニーは行われています。
ぜひ落ち着いた日程で再度メダルセレモニーを、と思うけれど、男子のみんなが北京にいるうちじゃないと・・・私の予想は、2月10日(木)。男子FSが終わるし、翌日はフィギュアの試合がないし。
などなど楽しく妄想していたのですが、2月9日午後あたりから、そんなことを言っているムードではなくなってきました。
印象深かったこと
9日(水)、男子SPとFSの中日の本日見たツイートで、とても印象深かったのは、こちらでした。
下のスレッドにもあるけれど、この後メドベージェワは、「みんなと長いこと会っていなかった」と言っていたそう。会えてお話できてよかったねという思い。
この写真、切り取った瞬間がとてもいいですね。4人ともとても嬉しそう。
旧交を温めている、というか、妄想アテレコ的には、ブライアン「元気にしていたかい」、メドベージェワ「元気でした、今は、これこれこういうことをしていて・・・」、トレイシー「まあ、がんばっているのね!」(見守るジェイソン)、みたいな感じ。微笑ましく、心温まる一枚です。