エキシビションが終わったなーと思ったら、もう3月になっていました。まあ、2月は短いわけなんですけど、それにしてももうエキシビから10日が経ったんですね。そのあとの世界情勢の急変などもあり、あの高揚感が夢のなかのことのように思い出されます。
さて、北京五輪で印象的だったことをまとめておこうと思ったのですが、全然まとめられていないので、思い出したものをぽつぽつと。
まずは、トゥルソワさんから。
トゥルソワさんの言動に、体温を感じた件
トゥルソワさんはジュニア時代から何度か試合後の囲みや会見などでも見ていましたが、なんとなく、鉄の冷たさというか、体温的なものを感じないというか、あまり多くを話さないというようなイメージを抱いていました。
多分、ものすごいジャンプを跳ぶこと(を成し遂げるまでの黙々とした鍛錬の日々、のイメージ)とか、ラプンツェルに倣って髪の毛を伸ばしている感じ(が深層の令嬢、と・・・いうよりは、未知感を醸成していた)とか、会見でもマッカチンのティッシュケースや飼い犬とともにちょっと上目遣いでそんなに大きな声ではない声量で話す(のが、人見知り?おとなしめ?のイメージに)、というようなことからです。
でも、北京五輪で、そんなトゥルソワさんのイメージが一変しました。私の中でかなりいい方向に。
もちろん一変した一番のエピは、女子フリー後の気持ちの強さの露呈的なものです。
最近大きな大会で優勝がなくて五輪で5クワドで優勝してやるぞと思っていたのに銀だったことへの感情の爆発! を見て、ああ、そうよね、トゥルソワさんやったよねすごいことを、そして優勝したいよね、ずっとぐっと耐えてきていたんだよね、という思いがどばーっとわいてきて、ただただ愛しさばかりが募っています。
ということで、その他のいくつかの、心に残るトゥルソワさんのエピソードです。
トゥルソワさんの北京五輪エピソード
- 男子シングルの優勝が決まったネイサンに、アプリで翻訳したと思われる祝辞をスマホ画面に表示させ、それを見せてお伝えし、自撮り写真をインスタにアップ。
- 女子フリーのグリーンルームで、一緒に待っていた樋口選手のネイルを見るために近づき、「いいね!」とサムアップ。
- ペアフリーのあと、同門のタラ&モロの銀メダルをお祝いして、一緒に写真を撮影。それをインスタにアップ。
- ペアの時間帯は、別会場で女子シングルのメダルセレモニー。トゥルソワさんはそれに出席したあと、フィギュアスケート会場にやってきて、ペアを観戦。(シェルバコワ見当たらず。いたのかもしれないけど)
まだまだあったはずですが、ぱっと思いついたこれらだけでもとてもかわいらしいし、人間味あふれています。
クヴィテラシヴィリのアラジンの相手役が今回トゥルソワだったのですが、トゥルソワの役目が終わって舞台裏に戻ろうとしているところに、クヴィテラしビリがちょっかい的な感じで滑りぬけたりしているのも、2人の関係性、というか、そういうことをしてもトゥルソワはOKな感じの女子なのね、ということが伝わってきて、いいシーンでした。
この相手役、シェルバコワがやったりもしているので、毎回トゥルソワというわけではありません。
トゥルソワさんの自伝も読んだのですが、それでもまだ北京五輪の彼女ほどの印象を持てませんでした。でも、面白かったのでおすすめです、トゥルソワさん自伝。