2021-22シーズン

2月7日(月)日本、団体戦で銅メダル!!   【北京五輪観戦日記】

団体戦3日目

団体戦ペアFS

まず、ペアFS。
三浦&木原の2人、ほんっとうに頑張りましたねー。今までの彼らからは感じたことのないような固さのようなものがあり、どうしたのかなと思ったけれど、それは当然ですよねとすぐに思いなおしました。五輪のメダルがかかっているんですから。

木原くんは、全日本(カナダからの渡航などが大変なので免除になっています)後の一夜明け(出場していないけど)的なもので、こう言っています。

「団体戦についてですが、過去2大会の団体戦では正直、シングルの選手たちと一緒に出場させていただければ、もしかしたらメダルを取らせてもらえるのではないかという甘い考えを持っていたことがありました。でも、平昌の団体戦が終わった時に、『これは自分が強くならなければ、永久にチャンスは来ないんだな』と思いました。」

(『フィギュアスケートLife Vol.26』より)
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そうして臨んだ今回の団体戦。
前評判でも日本はメダル取れそう、と言われて、自分たちでもそうかもしれないと思い、それを目指し、そして2日目までのみんなの頑張りがすごかった。

固く、慎重になるのも当然だと思います。

でも素晴らしかったのが、そうやってちょっと慎重に始まった演技が、途中から元気を取り戻し、スロージャンプも耐え、見る人たちをぐいぐい引き込んでいったこと。
この演技は、きっと振り返ったときに大きなマイルストーンになっているんじゃないかな、という私の予想。そんな演技でした。

三浦木原は、SPもFSも五輪でPBを更新しました。
この団体戦の印象は、個人戦にものすごく活きてくると思います。

そして、ミーシナ&ガリアモフは全体的に元気がなくて、最後のリフトで転倒、ドキドキしました。ガリアモフは、左手首にテーピング。

▶団体戦ペアFSのリザルト

ペアFSが終わった時点で、日本はメダル確定となりました。

団体戦FD

小松原組の『SAYURI』、とてもよかったと思います。
彼らの立ち位置はとても難しいところにあり、でもやるべきは、自分たちのその時の全力を見せること。そして、それをやりきったと私は感じました。

これ、結構大変なことですよね。
さっき三浦木原で書いたのと同じことですが、メダルがかかる状況で自分たちだけミスありの演技はできない、という重圧。
その中で、よく頑張りましたよね。

パイポ―の『Ling and Winding Road』のスケートがほんっとうに気持ちよくて、リズムのなかですいすい進んでいくのをずっと見ていたかったです。

そして、昨日のRDで(本人たち的に)多分まさかだった2位に、キスクラでちょっとフリーズしていたカツァラポフのその後が気になっていたのですが、今日FDでも、いい表情、彼らしい表情で登場し、大変に安心しました。

最終滑走のチョック&ベイツさんたちもよくぞ滑り切りました。団体戦FDは全体的にいい演技が多くて、とても見ごたえがありましたよね。

私の人生の中でこれからも大切にしていく演技になるだろうなという思い

得点が出ると……1.チョクベイ、2.シニカツ。ああああ。シニカツがRD、FDともに2番。もちろん団体戦としては9+9=18ポイントも稼いだのですごいんですけど、シニカツは個人戦での金メダルを(たぶん)狙っているわけで、これは個人戦前の印象がーーーー

というようなことを思ったりしたのですが、ふと、達観したような思いがわいてきました。

なんというか、順位のことを私はそんなに気にしていないんだな、ということです。好きなスケーターたちの素敵な演技をただただ見たい、という思いが強いということ。
とはいえ、もちろん本人たちはアスリートとして優勝を目指しているのだと思います。でも私個人としては、昨日のRDも今日のFDもとても好きな感じのものだったし、私の人生の中でこれからも大切にしていく演技のふたつになるだろうな、と思った、ということでした。

▶団体戦FDのリザルト

団体戦女子FS

女子FSは、坂本選手以外の4人は、SPから引き続きでした。
1番滑走のイ・シュー(中国)が演技終了と同時に涙(悔しかったのだと思います)。2番滑走のカレン(アメリカ)も演技直後、少し涙ぐんでいるよう。母国開催とメダルがかかっている2人の涙を見て、ああ、みんなたくさんのものを背負って、でもそんな風には見せずに試合に出ているんだな、ということを思ったり。団体戦の最後の種目、というのも、なかなかに重圧なのかもしれません。みんな、よくがんばっている!!

坂本選手の演技も、とてもよかったです。

ワリエワは、4Tで転倒。なんだかかえって人間味のようなものを感じたり。

▶女子FSのリザルト

団体戦総合結果

ということで、1位ROC、2位アメリカ、3位日本となりました。日本、団体戦初めてのメダル!おめでとう!!!

今回の団体戦の日本チームは、みんなとてもいい演技で、それもとても清々しかったです。

最終的な出場選手まとめ
最終結果

団体戦のこのポイント化には、さまざまな意見もあります。
SP/RDは10か国なので10~1ポイントと、点差が大きく出るけれど、FS/FDになると5か国になるので、選手やチームごとに大きな差があっても最大4ポイント差でしか表すことができない。よって、FS/FDで順位をひっくり返すのが容易ではない、と。

その通りだと思います。私もまだ考えている途中だけど、得点をポイント化するとか、なにか別の方法もあるかもしれないな、と思ったり。

いずれにしても、団体戦で戦った皆さん、お疲れさまでした。いい時間をありがとう!という気持ちです。

団体戦の記者会見の模様も。

羽生選手、最初の練習

昨日北京入りした羽生選手にとって、初めての練習がプラクティスリンクで。
ツイッターを見ていたらいろいろ楽しかったです。

キーガンが、到着!

団体戦が終わるころ、キーガンが北京に到着したニュースが入ってきました。よかったー。今回はちゃんとスケート靴も一緒です。
もう、明日は男子SP。練習リンクでの練習にも間に合いました。

キーガンの動向は、ナム・ニュエンくんのツイートで知ったよね―的なお話も。試合でキーガンと遊ぼうと思った時にお互い見つからないから、このアプリ使ってたんだよねとのことです。

ヴィンセントが―――!

そして同じころ、ヴィンセント・ジョウについての報が。

昨日団体戦の男子FSで滑っていたヴィンセントのPCR検査の結果が出て、陽性だった。ただしもう1回の検査の結果が陰性であれば、男子SPに出られる、と。

団体戦のセレモニーのときに、ヴィンスがいないなーと思ったのに、他のことに気を取られて深く考えませんでした。
なんということでしょう。どうか陰性であってほしい。
そして、陰性であるのであれば、この1,2日の彼のメンタルを思うと、辛い。
いずれにしても辛い。

そんな1日でした。

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hasegawahitomi
ライター 長谷川仁美です。 フィギュアスケートのこと、そのほかに日々のことなどを。 「やっぱり、フィギュアスケートっていいな」「やっぱり日常っていいな」という思いで、このサイトを続けています。